中学2年生の学生様から作文が寄せられました!

この度、『プロフェッショナルの選択』に、中学2年生の学生さまより、心のこもった作文が寄せられました。
日々の「当たり前」を見つめ直し、世界の貧困問題について自分の言葉で真剣に向き合った、その姿勢と想いに深い感銘を受けました。

未来をつくる世代が届けてくれた、真っ直ぐで力強いメッセージです。
どうか、この文章を通して「当たり前」の意味をもう一度そっと見つめていただけたら幸いです。

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【当たり前の大切さ】
多くの人は毎日当たり前のように学校に通っているのではないでしょうか。

ですが、学校に行きたくてもいけない子供たちがたくさんいます。

その理由の多くが貧困問題というものです。

貧困問題は 2030年までに達成する17個の目標、持続可能な開発目標SDGsの一つに入っていて、今大きな問題となっています。

貧困問題の主な原因は、紛争により食や住居を失うことで移動せざるを得なく、難民になることや、親の収入が低く、教育を受けられない子供たちが大人になり、収入が低く、家族を養えず、子供に教育を受けさせられないなどの貧困の連鎖などが挙げられます。

世界では極度の貧困状態の人が、6億3040万人います。

自分には関係ない。
そう思っている人もいると思いますが、日本の子供は 7人に 1人が貧困状態なので、皆さんが貧困状態の人と関わりを持つ可能性だって十分あるということです。
そもそもなぜ私が作文のテーマを貧困問題にしたのかというと、あるCMを見たのがきっかけとなっています。

そのCMは、最後の一口を残さず食べなさいと言うけれど、最初の1口も食べられない人がたくさんいるという内容のCMでした。
そのCMに私はご飯を食べられなく、餓死してしまう人も沢山いるんだという事実に強く胸を打たれました。

一方、ご飯を毎日食べられるという当たり前になっていた幸せに感謝し、今世界で起きている貧困問題を少しでも多くの人に、より知ってもらい協力してほしいという願いを込めて、作文のテーマを貧困問題のことにしました。
そこで私に何かできることはないか考え、まとめてみました。

皆さんが最も支援しやすい方法。それは募金です。
知っていて募金したことがある人も多いのではないでしょうか。
募金ならコンビニなどに置いてあるので、学生でも一番支援しやすい方法だと思いました。

50円や 100円の募金なんて意味あるの?と思うかもしれませんが、100円募金したらペースト状の栄養治療食が2袋、月1000円の募金を半年続けると合計 6000円の募金で、ペースト上の栄養治療食が147袋分になり、重度栄養不足の子供も一人が回復するまでになります。
このように 100円を世界中の 60人が募金したら、重度栄養不足の子供を一人救えるのです。

もう一つの皆さんが実施しやすい支援は、食品ロスをなくすことです。
食品ロスとはまだ食べられるのに廃棄してしまう食品のことです。
なぜ食べられるのに捨ててしまうの?と思いますよね。

主な原因は飲食店でのお客さんの食べ残しや、家庭などで食品を必要以上に買いすぎたことによる食べ残しや賞味期限が切れ、食品を捨てるなどが原因にあげられます。
日本には年間570トンの食品ロスが出ていると言われ、このまま食品ロスが進んでいくと廃棄された食品の燃料で環境破壊につながったり、将来的な人口増加に伴う食糧不足や栄養不足で苦しむ人が増加し、貧困問題を悪化させる原因にもなります。
食品ロスの原因の 46%は家庭で出る食品ロスです。
つまり私たちの力で食品ロスを大幅に減らせることができるのです。

私が皆さんに実施して欲しい事は、買いすぎない、食べきれず捨てないと言うことです。
買い物が重く大変で、まとめて買うかもしれませんが、あくまで必要な量だけ買って、食品を賞味期限切れや食べ切れず、捨てるということはなくしてほしいです。

この 2つを意識して行動すれば、貧困問題が悪化することはなく、今より食品の数が増え、支援にもつながると思いました。
他にも中学生の私たちには実施するのがなかなか難しいですが、ボランティア活動や紛争などで荒れた畑を再生する手伝いをして、支援なしでも、地域の人々が自立できるようにする活動なども行われているようです。

私のお母さんは、外国のいろいろなところで恵まれない環境の人たちを支援するチャリティー活動をしています。
活動はその時によって異なりますが、貧困により食べ物に困るのはもちろん、おもちゃやゲームなどの子供なら誰でも欲しがり与えられる娯楽が手に入る
余裕もない恵まれない子供たちに、手袋やぬいぐるみをあげたり、教育を受けられない子供たちに勉強を教えてあげたりしているそうです。

お母さんはその度にありがとうと言われ、貧困で苦しんでいる人が笑顔になる時、感動の気持ちやチャリティーに参加してよかったと思い、相手だけでなく、自分自身も喜びで胸がいっぱいになると言っていました。

ある日、チャリティーから帰ってきたお母さんが、お母さんとチャリティーで関わった女の子が写っている写真を見せてくれて、この女の子何歳に見える?と私に質問をしました。
なぜそのような質問をするのだろうと疑問に思いながらも、 11歳くらいかなぁと答えました。
その女の子は私よりとても背が低かったので、年下だろうと思ったからです。

ですが、お母さんは違うよ。この人はもう成人している大人なんだよと言いました。
女の子ではなく、れっきとした女性だったのです。そのことに私はとても驚き、どうしてこの女性は私よりとても背が低いの?と尋ねました。

すると、お母さんは、この人は子供の時、貧困でご飯がろくに食べられず、栄養が取れなくて、成長期に成長できなかったんだよ、と言いました。
その言葉を聞いて、私は考えさせられました。
嫌いな野菜を食べず、捨ててしまう時が時々あります。
ですが、その野菜を食べるために毎日必死に働いている人や、それでも食べられず、死を待つ人がいるんだと思い、これからは好き嫌いをせず、食べ物をしっかり食べようと決めました。

貧困問題はきっと簡単には解決しない問題だと思います。
ですが、募金のように世界中のみんなで協力し合えば、たった 1人でも尊い命を救えるのです。
今この瞬間にも貧困問題により苦しんでいる人々がたくさんいます。
私が伝えたいことは、中学生の私たちにもみんなで協力し合えば尊い命を救えるということ。
毎日ご飯を食べやりたいことを挑戦できるという、忘れかけている当たり前の幸せに喜びを、もう一度改めて感じてほしいです。